星屑記

何気ないことを考えたり、語ったり。

「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」に行ってきた!

ご無沙汰しているうちに、数日の雨で、桜が散り始めてしまった。 今週は少し肌寒い日と、暖かく穏やかな日が混じっていて、近所の桜も見頃を迎えていた。 さて。 前回のブログでご紹介した、「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」を覚えているだろうか。 ayames…

妖怪の実在性の話

すっかりご無沙汰しているうちに、ちらほらと梅や桜の蕾が見え始めた。 無事に卒業も確定し、春からは新社会人の仲間入りである。 慌ただしい日々を送りながらも、妖怪のことを考えるのは忘れていない。 せっかく東京で「追悼水木しげる ゲゲゲの人生展」な…

「読者」を想定して書く

昨日は、久しぶりに文芸部に顔を出した。 先日発行された部誌に作品を載せたので、その合評会だったのだ。 ちなみに掲載した作品とは、こちら「Sleeping」である。 久しぶりに、自分の作品へのコメントを複数人からいただいくことができた、有意義な時間であ…

物語をつくる「大」と「小」

毎週水曜日はゼミがある。 私は妖怪を題材に取った連作短編を執筆しているのだが、昨日は順番的には一番最後にあたる短編の指導を受けた。 私としては、「妖怪はこうして語られることで伝承していく」ということを簡潔に記して各短編を終わらせたい。 しかし…

「レッテル」を貼る世界

アルバイト先に、外国人の二人組が来店した。 どうやら自転車乗りのようで、これからサイクリングに行くらしい。 私がすんでいる地域は、自転車乗りにはそこそこ有名なところだ。 イベントが開催されることもあるし、外国人がやってくることも少なくない。 …

キャラクターを生み出すことについて

私は物語を空想することが好きだ。 物語を考える時は、キャラクターから考えたり、展開から考えたり、ワンシーンから考えたりと千差万別である。 で、だ。 私は発想だとか、妖怪を登場させることだとかに自分の創作の特徴があると思っている。 しかし魅力的…

朝の星月夜

以前、私はほとんど毎日早起きしているという記事を書いた。 ayamestar.hatenablog.jp 朝方は一日の中でもっとも冷え込む時間といわれる。 そして冬になると、日の出がとても遅くなり、六時でも外は真っ暗だ。 「こんな時間から活動しなきゃいけないなんて!…

宝塚歌劇『春の雪』と明日海りお

実は私は、宝塚歌劇が大好きだ。 ハマったのはここ数年でなのだが、友人に誘われて観たDVDですっかり虜になった。 なかでも大好きなのは、現花組トップスター・明日海(あすみ)りお。 みりお(愛称)が以前、月組に所属していた時の公演『春の雪』のDVDを見…

『メンタルが強い人がやめた13の習慣』を読む

『メンタルが強い人がやめた13の習慣』という本を読んだ。 メンタルが強い人がやめた13の習慣 作者: エイミー・モーリン,長澤あかね 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/08/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る その日私は、…

「灯台下暗し」はもったいない!

昨日に引き続き花の話をひとつ。 昨日、初めて近所の花屋へ出かけた。 友人の誕生日へのささやかなプレゼントを買うためである。 別の花屋へ寄ろうと思っていたのだが、うっかり忘れていて帰宅してしまった。 出かけるのは面倒だが、花はぜひとも贈りたい。 …

花を贈る人になる

突然だが、みなさんは「花を贈る」というと、どんなイベントを想像するだろうか? 母の日、誕生日、結婚記念日などなど。 なかなか現実には「情熱の赤いバラの花束を君に……」なんてことはない。 私は昨日、友人へ花を贈った。 別に友人の誕生日でもなければ…

「褒める」って大事

まずは「褒める」 私は学生である。 そして、文芸創作ゼミに所属して、現在卒業制作に取り組んでいる真っ最中でもある。 昨日のゼミで、一人が言った。 「まずは褒めなきゃ!」 ……というのも、あるゼミ生――その人はAとしよう。上のことを言ったのはBだ。 Aは…

ピザを食べると、ヴェネツィアを思い出す

ファミレスのピザを食べた時、ふと「ヴェネツィアで食べたピザは大きかったなあ……」と思った。 向こうは基本的に薄生地なのだが、いかんせんでかい。 一枚が日本でいうLサイズくらいあって、一人で食べきるのは正直しんどいのである。 ピース売りされている…

起床のカギは「逆算」

私は、平日のほとんどは五時半起き、土日祝は四時半起きの生活を送っている。 「眠くないの?」と聞かれれば、もちろん眠い。 「大変じゃない?」と聞かれれば、もちろん大変だ。 しかし不可能ではない。 今日はみなさんにちょっとした起床のカギを、2つの…

愛はカネを回す!

昨日、ふくやま美術館でとある展示を見てきた。 「阿部家ゆかりの日本刀ー小松コレクションと五箇伝の名刀ー」である。 私は刀剣乱舞ONLINE(DMM)のプレイヤー、いわゆる審神者であり、ゲームに登場する刀を見に行ったのである。 見に行ったのは、江雪左文…

「生きねば。」ならない理由

――生きねば。 簡潔なコピーと、青空を背に佇む帽子をかぶった男性の描かれたポスターを、みなさん一度はご覧になったことがあるのではないだろうか。 宮崎駿監督『風立ちぬ』(2013)である。 (なお、堀辰雄の同名小説『風立ちぬ』は、インスピレーションは…